「過去の栄光を捨てろ」
本日はこのテーマでお話しようと思います。
みなさんドコモを知ってますか?
そう、あのドコモです。
ソフトバンク、auが出していて、ドコモが出して
ない(今は出ました)代表的なスマホってなんでしょう?
ここまで書けばもうおわかりかと思いますが、
そう、ずばり「アイフォン」です。
最近ようやく販売されましたね。
そもそもなんでドコモは長い間、アイフォンを導入しないのか。
それは過去の栄光に取り付かれたからなんですね。
まず、以前ドコモはiメニュー(iモード)という独自の検索エンジンみたいなもので、
かなりの金額を稼いだわけですが、
その仕掛け人が、
1回で何億という額のコンサル料を取るマッキンゼーという
ビジネス・コンサルティング会社です。
彼らの提案に乗っかって、
ドコモはまさに一発当てたわけです。
この時の成功体験というのは当然強烈に、
そして鮮明に記憶に刻まれます。
トレードを初めてたまたま最初勝っちゃうことってあると思うんですが、
そういう偶然の勝ちも深く記憶に刻まれやすいといえますね。
同じような要素をもってると言えるわけです。
それで、
その後スマートフォンというものが台頭してきたわけですが、
そこでドコモが開発したのが、
Dメニューというスマホで使える検索ポータルサイトです。
このDメニューには、
独自形式の物販やコンテンツ提供を展開するDマーケットという
ものがあって、
そのために有機野菜宅配会社の「らでぃっしゅぼーや」、
音楽ソフト販売を行う「タワーレコード」を買収、子会社化し、
さらには本、アニメ、健康食品などあらゆるものを取り揃えるわけですが、
アイフォンを導入してしまうと、
せっかく構築したこのDメニューの仕組みをアイフォン内には当然移せないわけで、
だからドコモは硬くなにアイフォン導入を拒否してると。
つまり、
昔iメニューで散々儲かったんだから、
アイフォン市場なんかに参入しないで今回もDメニューでじゃぶじゃぶ
儲けようと思ってるってことです。
が・・・
そもそもここで大きな疑問が沸くわけです。
だってスマホですよ?
スマホ使う人が、
何を使ってネット検索してるかというと、
大半はgoogleとかyahooなわけじゃないですか。
ガラケーと比較すると、
そもそもネット接続という点での利便性は格段に向上しるわけですし、
そもそも時代背景が当時とはまったく違います。
このご時世、
わざわざスマホアプリからDメニューに繋いで検索をかけるのかってことです。
ふつーに考えたらありえないですよね。
そんな面倒くさいことわざわざしなくないですか?
普通にgoogleかyahoo使いますって。
さてさて、
それでここから何がわかるかというと、
過去の成功体験に囚われ過ぎたらダメだってことです。
今持ってるものを一旦すべて捨ててみる勇気が絶対必要です。
この勇気を自分自身から無理やりにでも絞りだすことができなければ、
きっと永遠に今のままです。
過去のちょっとした成功体験に惑わされ、
正しい判断すらできずに同じところをグルグルと回り続けることになる。
現状に満足できないのであれば、
これまでのやり方を一旦すべてを捨ててみること。
これしかありません。
一旦すべて捨てて、
自分の枠組みを再構築する。
確かにこれは苦しいです。
きついと思います。
でもやっぱりそれくらいやらないと現状を変えることは難しいです。
まさに、”建設は死闘”なんです。
死にものぐるいで建設していくしかありません。
そこを乗り越えた人間だけが勝者になれるんじゃないでしょうか。
本日はここまで(^_^)
最後までお読み頂きありがとうごいます。