今年も残すところ1ヶ月ちょっとになりました。
11月はスロット・パチンコにとっては転換期。
10月からの大量新台RASHがあり、今後は落ち着く感じです。
それもタイトルの規制強化が関係してます。
私自身この情報には詳しくないですが、まとめてみました。
規制強化の内容とは？
パチンコ
大当たり確率1/320が上限
確変継続率65％が上限
スロット
最低出玉率が55%
押し順禁止
※純増2.0枚以下に制限
※一撃フラグの確率の制限
※決定事項じゃないものもあります。
上記の内容に2015年11月を最後に新基準に切り替わるというものです。
パチンコについて
現在、ホールで大人気のCR牙狼 魔戒ノ花などのMAXタイプと呼ばれるものはもう出すことができなくなります。
現役のパチンコ台は大半がこのスペックになりますね。
「エヴァ・北斗・ルパン・ライダー・牙狼・慶次」等の人気シリーズは全てアウトとなり、シリーズの最新台が出たとしても現状の性能は見込めません。
さらに、11月にパチンコ釘問題として、警察庁の講話もあったようです。
参考：「遊技日本」パチンコ釘問題
内容はパチンコの釘の調整問題を契機として規制だけでなく、現状の設置されているMAXスペックも等の台も早急に入れ替えを行いなさいといった内容です。
この規制によって打ち手やホールにとってのメリットはほとんどないですね。
ホールは売上も利益率も高く、固定客が多くなるMAXスペックがなくなるのはイタイです。
さらに選択幅が少なくなるので、仕方なく新基準の新台を導入せざるを得なくなります。
そうなると新基準の台ばかりになり客付きが減ります。
その売上低迷のシワ寄せはもちろん打ち手にまわってきます。
打ち手もMAXスペックでは、一発があるので投資は仕方がないと割り切ってお金を使いますが、それもなくなります。
そうすると余計に売上が上がらなくなり・・といったスパイラルが予想されています。
結果、魅力のある台が打てなくなり遊技客はかなり減るでしょう。
スロットについて
最低出玉率を55%とは100枚入れたら55枚出すことです。
この最低出玉率を55%の問題は、1kあたりの回転数が30回転以上必要となるので、ミリゴや沖ドキ！などの荒波スペックにある1kで20回程度しか回らないといった事ができなくなります。
そしてあわせて問題なのが、押し順禁止です。
そもそも検定方法には「長時間出玉率」というものがあり、これは機械割のことで、上限は、「17500G消化で120％未満」と法律にて定められているそうです。
なので、各社設定6の出玉率「119%」を目標に申請に持ち込むので、ホールで見かける台も最高が「119%」なんですね。
しかし、上記の「最低出玉率を55%の規制」と「押し順無視」の検定方法は押し順不問で、右から押しても左から押しても、一定の出玉率を保つ必要になりました。
「左第一停止」のみでは下限率の制限をクリアできなく申請不合格になり、ART・AT中においては、押し順ナビを無視すると出玉率が大きく下がるから申請不合格となり、現行主流のART・AT機はほとんどが不適合となります。
新基準機適合とし導入されているAT機(麻雀物語3)等は通常時のコイン持ちを上げて、下限率の抵触を避け、通常時のコイン持ち上昇での出玉の上限をクリアするためにAT確率を下げて適合としているようです。
しかし、これらの適合台もサブ基板とメイン基板の変更により今後の適合は難しくなることが予想されています。
参考：「新内規」とはつまりどういうこと？
パチスロ 新規制で最低出玉率を５５パーセントに設定！
更にAT・ART機で2万枚を越えるような台は遊技の幅を大きく越え賭博だという事で来年末までには優先的に撤去というお達しもあるようです。
人気のまどマギ・ゴッドシリーズ・バジリスク・モンハン・番長シリーズ・ビンゴと全部アウトのようです。
参考：ちょんぼりすた
規制について
スロットにおいて、4号機時代から5号機に移行して約10年です。
この移行期においても物凄い衝撃だったのを覚えています。
市場規模が2003〜2005年がピークで30兆円近かった市場が現在は約19兆円といわれてます。
またメーカー等を含めた業界全体では65兆円にもなり、雇用者数は30万人と日本を代表するレジャー産業です。
これは日本を代表する自動車60兆円や通信29兆円などと肩を並べる大きな市場です。
そしてこの市場を支えているのは間違いなく打ち手です。
それなのに、打ち手のことは全く無視の規制の数々です。
警察も組合(ホールやメーカー)もそこを一番に考えていかないといけませんよね。
なぜこんなに規制だらけにするのでしょうか・・
誰が得するか分かる人教えて下さい(笑)
毎年ホールの現状も見てとるように悪化しているのがわかります。
この現状がよくなることは規制まみれで今後もなさそうですね。
非常に残念で仕方ありません。
